強い人

東京に来てからは、自分のやっていることを信じられなくなったり、疑問を抱いたり、将来を想像できない出来事がたくさんあります。

でもある人の言葉(というか文章)にいつも救われています。その人は、とても弱い人です。でもその弱さにいつも悩んでいて、さらにはその弱さと向き合い、受け入れようとしています。全て僕の一方的な感想ですが。彼女は、いつも目にしているのとは違う弱い姿を晒しています。

マツコ・デラックスが、「男という生き物はいつもどこかで虚勢で自分を守っているもの」と言っていました。それを隠すのが巧いかヘタかって違いはあるにしても、男はみんな自分を盛っているもの、だとか。確かに。「ただ女の人は、本気で自分の弱いところを晒すことができるから素晴らしい」とも語っていました。そのだらしなさや未熟さや潔さがとても羨ましくもあります。だから彼女(マツコではなく)もまた強いのだと思うのです。

自分には何ができないんだろう?
何が足りないんだろう?
それを考え悩むことができる人。

根拠はないけど、他のヤツには負けてない。
そうやって自分にプレッシャーをかけてる自分。

後者は前者に勇気をもらっています。