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去年の個人的目標は「パートナーシップの確立」だった。

仕事の幅を広げるという意味よりかは、完成像は自分の中にあってハードルも決して高くないだろう仕事でも良いので共作関係を結べる関係を広げておこうという感じ。挑戦的で意欲的というよりは、どちらかというともしもの時の選択肢を増やすリスクヘッジ的な。理由は、前者は一昨年にやってある程度成果感じて、じゃあ後者をやろうと思ったので。

戦略的に自分からアプローチしていくつもりだったが、逆に求められる事もあって(しかも大企業案件とか海外クライアントとか…)なんか思ってたのと全然違うじゃんってな幕開け。その面ではありがたいが、逆に想定していたタイミングではなくアプローチしていく、というかそれを強いられる状況に何回もなって、結果的に関係性を築けて良かったのだが、うーん。

自分本位にしか考えられていないけど、やっぱり各パートナーとの初夜というか初共作は、もう少し気持ちよくさせてあげれたんじゃないかという点がとにかく多かった。というか去年の仕事は全部にそう感じる。

具体的には、集中力や関係性の緊張の糸を、締めるタイミングと緩めるタイミングの塩梅がどうも上手くいかなかったと思う。相手と同じタイミングで集中力やモチベーションの極大値(できれば極小値も)を持ってこれれば良かった。自分の場合はプロジェクトの最初期(オリエン、プランニング)と中盤(デザイン作業的には山場)なので、イラストレーターやエンジニアやモーションデザイナーの山場である終盤の山場にだいたい力尽きている。そして本当のギリギリにまた元気になって今度は逆の温度差が生じるという具合だ。

この反省と課題についてイメージ上で対策をたてるなら、今の感覚のまま持久力をつけるか、今の体力のまま全体引きながら観察し力の入れどころを見極めるか、相手を自分のペースに巻き込んで乗せるか、とかだろう。イメージ上の話過ぎてどれも為す術がないが、どうしていこうか。。

ちなみに、年末年始、マラソンとか駅伝とかよく見ていたんだが、「強い選手」と「速い選手」と「スピードのある選手」はすべて違うと知った。(今まで意識しなかっただけで、この時期こんなに放送してるのかと思った。あと長距離だけじゃなくて、去年は一年通してだいぶスポーツ観てた気がする。NBAとかはもちろんだけど、高校生の駅伝とかバスケとかバレーとかまで、めっちゃコンテンツ化されてるな…)

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今年の目標は「ワークフローの確立」と「自主制作のスタディ」。

前者は、新しい肩書きの仕事があり、それを諦めずにやってたら多分達成される。(達成できる目標しか立てないのが信条)

後者は、見た目的なことや技術的なことを模索するのから解放されないといけないと思った。非言語な表現することによる自分の意識の束縛のようなものをどうにかしたい。じゃあ言語的なスタディをするかという、ただそれだけなんですけど。完走するといいなぁ。(ある意味成果の一部だが、最近自分の日本語の伝わらなさがやっと少し自覚できるようになった)

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最後に。年末、好きな(ふた回りくらい上の)デザイナーの仕事を見てて、それを通して思ったことがあった。なんかもう極端になっていってるなと、中層とかないなと。何がって。感動させてほしいものと、機能的であってほしいものが。(まぁ商業的だと、感動させにくるものとも言っていいが)だから何ってことではないが、中途半端だったり一石二鳥的な陣取りは、今はしない方が良いんだなと感じたのだ。説明難しいので、完走できたら解説。